これは、前ページで触れたシャープレシオにも言えることです。
ファンドがどれくらい優秀かを判断するのに、
シャープレシオを使ったりしますが、
勢いがあって、
外為毎年驚くようなリターンを残しているファンドはシャープレシオは低く出ます。
つまりレートの急上昇はボラティリティが大きく出る、
ということを
外為頭の隅に入れておかなければなりません。
ただ、自分はスワップさえもらえれば
くりっく365御の字だから、いくら為替差益が出るとしても、
やっぱりヒストリカルボラティリティは低い方がいい!というスタイルなら、
一貫して年間
ワラントスワップ金利/HVが高い通貨ペアを選べばいいと思います。
(為替バカはどちらかというとこのスタイルです。)
リスクを排除することが
不動産投資重要ですから、
不確定要因が大きくなるヒストリカルボラティリティが大きい通貨ペアを避け、
スワップ益だけを狙うというのも為替バカは悪くない戦略だと思っています。
年間でいくら損益分岐点が下がるか?
*このページの情報は2008年09月16日時点のものです。
ここでも、
その通貨の金利をよりシンプルに考える方法を紹介したいと思います!
ところで、損益分岐点って意味わかりますよね?(笑)
念のため、損益分岐点の意味を説明しておきます!
具体例で言うと、
たとえば米ドル/円を105円で1万ドル買ったとして、
スワップが1万円付いているとしたら、
損益分岐点は104円になります。
つまり104円以上は利益が出て、
104円以下は損失が出る、
104円でちょうど損益が±ゼロになる、という点です。
もしスワップが全く付いていないとしたら、
損益分岐点は105円になります。
(わかってた人、かったるい説明してごめんなさい、、(汗))
ここで紹介する方法も決して絶対的なものではありませんが、
初心者でも直感的に金利を実感することができるのでおすすめな方法です。
まずこの方法を紹介する前提知識として、
次のことを説明します。
スワップの付き方には大きく2種類ある
毎日もらえるスワップ金利ですが、
スワップの付き方には大きく2種類あります。
まず1つ目は、購入レートはそのままで、
毎日スワップ益が付加されていくタイプです。
当サイトで紹介している業者では、
マネーパートナーズやセントラル短資、外為どっとコムなどが、
これにあたります。
為替損益+スワップ益=利益合計
となるタイプです。
為替損益とスワップ益を別に考えるので、
初心者にはわかりやすいですが、
慣れてくると損益分岐点の計算が面倒になってきます、、(笑)
これに対して、2つ目は、
毎日スワップ益分購入レートが下がっていくタイプです。
当サイトでは値洗い型ロールオーバーと呼んでいて、
Hirose-Traderなどの業者がこれに当たります。
スワップ益も為替損益に加算してしまうので、
受け取りスワップ額はわからなくなりますが、
すべて為替損益で考えることになるので、
常に「現在のレートが購入レートより高ければ利益が出る」、
という状態になり、購入レートがそのまま損益分岐点になります。
上記2パターンはそれぞれ好みもあると思うので、
どちらがいいということではありませんが、
今回紹介する方法は、後者の考え方を使います。
スワップ金利が毎日付与されることによって、
毎日購入レートが下がり、損益分岐点が下がっていくのですが、
この考え方で1年後に購入レートは何円になっているか?を考えます。
たとえば、トルコリラ/円の場合、
金利で年間約15円も購入レートが下落します。
ということは、1年後にトルコリラ/円のレートが15円以上下がっていなければ、
利益が出るということです。
逆に言えばもし買い場を待つつもりで、
様子を見て、1年間経ってしまったとしたら、
当初より15円以上安いレートで買えなければ元が取れないことになります。
買い場を待つか、少しでも早く買って金利を受け取るか?と考えたときに、
年間何円購入レートが下がるのか?を考えると、考えの助けになると思います。
さらにこのことから言えるのは、
金利の高い通貨ほどテクニカル分析を軽視してもよい、
ということかもしれません。
どの通貨ペアでも一様にテクニカル分析をするのではなく、
どんどん購入レートが下がっていくトルコリラ/円のような通貨ペアでは、
他の通貨ペアよりテクニカル分析の比重を低くしてもいいと思っています。
(ただ、これはあくまで為替バカのスタイルです、、(汗))
逆に米ドル/円のように、
年間で下落する購入レートが約3.3円くらいのもので、
これから1年間で、今のレートより3.3円以上安いレートはつけるだろう、
と思ったら、買い場を待ってもいいかもしれません。
この年間でいくら損益分岐点が下がるのか、ということを当サイトでは、
年間下落購入レートと呼んでいます。
年間下落購入レートは、
「通貨を分析する!」の、
通貨ペア徹底分析の各通貨のページに掲載していますので、
参考にしてもらえればと思います!
ムーディーズの格付けを参考にする
*このページの情報は2008年09月16日時点のものです。
自分が投資しようと思っている国が、
どれくらい安全なのかを知る方法で、
ムーディーズの格付けを見てみるというのがあります。
ムーディーズというのは、簡単に言えば、
国や銀行の信用リスクの格付けを発表している、
格付け専門の会社になります。
銀行などならまだしも、
国となると、あえて開示しない情報があったりしますので、
われわれ一般市民が、的確にその国の信用リスクを把握することは、
かなり難しいです。
ましてや、南アフリカやトルコなど、
日本に情報が少ない国については、
何かの指針がないとかなり厳しいでしょう。
こういう場合にムーディーズの格付けを参照すれば、
大雑把な信用リスクが初心者でも簡単に把握できます。
ムーディーズの国の格付けを見るには、
以下のサイトから、
http://www.moodys.co.jp/pages/HomePage.aspx
「格付け一覧」の「ソブリン」というところをクリックします。
すると国の一覧が出てきますので、
見たい国の○○政府というところを参照します。
すると、Ba1とかA2とか、
わけのわからない記号が並んでいると思います(笑)
実はこれが格付けになっていて、
以下の通りの22段階になっています。
Aaa
Aa1
Aa2
Aa3
A1
A2
A3
Baa1
Baa2
Baa3
Ba1
Ba2
Ba3
B1
B2
B3
Caa1
Caa2
Caa3
Ca
C
D
上に行くほど信用力があり、
下に行くほど信用力がないという格付けになります。
大きく4つにわかれていて、
頭文字がAのグループは、高信用力、
Bのグループは中程度の信用力、
Cのグループは低信用力となっていて、
Dは債務不履行に陥っているということになります。
一応Baa以上は投資適格債と呼ばれていて、
それ以下は、投機的格付債と呼びます。
つまりBa1以下はちょっと危険じゃない?ということですね(笑)
南アフリカは危険だ!とか、
トルコは紙幣が紙くずになった国だ!とか、
いろんな情報をネット上でも目にしますが、
ムーディーズの格付けの方が当然信用できる情報なので、
迷ったときは参考にしてもらえればと思います。
ちなみに、ムーディーズ以外にも、
スタンダードアンドプアーズという格付け会社もあります。
トルコリラがユーロに統合されたらどうなるの?
*このページの情報は2008年09月16日時点のものです。
高金利で非常に人気のあるトルコリラですが、
あまりサイトや書籍で触れられていないので、
ここで触れさせてもらいます。
みなさんは、
トルコリラがユーロに統合されたらどうなるか知っていますか?
・・・・・
あ、知ってたらいいんですけど、、
知らない人は読み進めてみてください!
結論から言うと、
ユーロ統合が決まった時点で期限が設けられ、
それまでに我々の方でトルコリラを決済しなければなりません。
もし期限までに自主的に決済しない場合は、
業者の方でその時のレートで決済されます。
GFT系業者、SAXO系業者では、
トルコのユーロ統合で強制決済ということになるようですが、
他の業者では違う扱いになる場合もあるかもしれません。
(今回はAFT-FX、ヒロセ通商、その他1社に確認済みです。)
現在トルコはEU加盟交渉中ですから、
すぐにではないと思いますが、
いつかはユーロに統合される可能性はかなり高いと思います。
スワップ金利で悠々自適の生活を送るのは、
われわれスワップ派の夢でもありますが、
トルコリラやアイスランドクローナの場合は、
うまく安値で買ってお宝ポジションにできたとしても、
ユーロ統合によって泣く泣く決済しなければならない可能性があります。
ですので、それを前提に考えると、
ユーロに統合されるかもしれない時期を意識しながら、
ポジションをとったほうがいいですね。
ユーロ圏以外の高金利通貨なら、
為替差損もいつかスワップ益がカバーしてくれるかもしれませんが、
ユーロ圏の高金利通貨は、
ひょっとしたら数年間しかスワップを受け取れない可能性もあるかもしれません。
また、期限までに決済しなければならない、
ということを聞いて察しのいい人は疑問に思ったかもしれませんが、
みんなが強制的に決済するんだから、
トルコリラは暴落しないのでしょうか?
これは、AFT-FX、ヒロセ通商、その他1社に確認したところ、
3社とも、暴落はない、との回答でした。
AFT-FXのカスタマーサポートの方によると、
ユーロ統合が決まった時点で、実際に統合されるまでの間、
ユーロに対してトルコリラは上下幅を設定され、
その範囲内のレートにコントロールされる可能性があるようです。
また、今までにユーロに統合された通貨で暴落した通貨はなかったので、
おそらく暴落はないようです。
これはアイスランドクローナでも同じです。
2007年現在アイスランドはEU加盟に否定的なスタンスをとっていますが、
トルコはEU加盟交渉中です。
トルコのニュースについて、
ジェトロの「トルコ政治経済ニュース」から抜粋すると、
2007年3月1日のニュースでは、
トルコ工業・企業家協会(TUSIAD)は、
2014年1月1日を当面のEU正式加盟の目標日程として設定することを明らかにした。
とあり、
2007年3月23日から2007年3月25日あたりのニュースでは、
EU議長国ドイツのメルケル首相は、
フランスのル・フィガロ紙のインタビューで、
「トルコのEU正式加盟という期待は50 年後(2057年)でも難しい」と述べた。
一方でドイツ緑の党のダニエル・コーン=バンディ議員は、
フランクフルタールントシャウ紙で、
トルコが2022年には正式加盟するとしている。
という記述があります。
目標が2014年ですから、
おそらくトルコのEU加盟が2014年以前になることはなさそうです。
さらに、EU加盟しても、即座にユーロに統合されるとは限りませんから、
まだある程度の猶予はあるようですね。
金融工学を学ぶ!
熱心なスワップ派なら、
おそらく「金融工学」という言葉を聞いたことがあると思います。