金融工学というのは、数学や統計学を使って、
金融派生
先物取引商品を開発したり、ポートフォリオのリスク管理を行ったりすることです。
なんだかすごく小難しい感じですね、、(汗)
実は為替バカもまさか
先物取引金融工学なんて学ぶことになるとは思ってもいなかったのですが、
一度学んでみると、その効果の大きさを実感したので、
このサイトでも紹介したいと思います!
かなり数学的で数式も沢山出てくるので、
拒絶反応を示す人もいるかもしれませんが、
すべてエクセルで
日経225計算可能なので、思いのほか簡単にマスターできます!
ある程度金融工学を知っておけば、
今の自分のポートフォリオが最悪どれくらいの損をする可能性があるのか?とか、
自分が投資しようとしてる通貨の
FX 初心者金利は割りに合っているのか?といったことが、
数字で明確に確認できます。
かなりのメリットを享受できると思いますので、
一度チャレンジしてみてください!
ヒストリカルボラティリティってなに?簡単に言うと、過去の通貨の動きから、
その通貨の変動幅を数字で表したものをヒストリカルボラティリティと言います。
(略してHVと書くこともあります。)
「ヒストリカルボラティリティって...」詳細はこちら
ヒストリカルボラティリティの算出方法それではヒストリカルボラティリティの算出方法を説明します。
今回は個人投資家に人気の、
南アフリカランド/円のHVを算出したいと思います。
「ヒストリカルボラティリティの算...」詳細はこちら
相関係数ってなに?NZドル/円と豪ドル/円は似たような動きをしているなー、
と感じたことはないでしょうか?
「相関係数ってなに?」詳細はこちら
相関係数の算出方法それでは、相関係数の算出方法を説明します。
HVのときと同じく、
ここでもエクセルを使って計算します。
「相関係数の算出方法」詳細はこちら
2つの通貨ペアを合計したヒストリカルボラティリティの算出方法ここまでで、
1つの通貨ペア単独のヒストリカルボラティリティの算出方法を説明しました。
ですので、
ユーロ/円は7.12%、
英ポンド/スイスフランは5.45%、
というようなことが、過去のデータからわかるようになりました。
しかし、これだけだと、
ユーロ/円と英ポンド/スイスフラン単独のヒストリカルボラティリティはわかっても、
ユーロ/円と英ポンド/スイスフランを一緒に保有したときに、
結局ポートフォリオ全体としてのボラティリティがどれくらいになるのかがわかりません。
そこでここでは、
2つの通貨ペアを合計したヒストリカルボラティリティの算出方法を説明します。
「2つの通貨ペアを合計したヒスト...」詳細はこちら
3つ以上の通貨ペアを合計したヒストリカルボラティリティの算出方法次は、3つ以上の通貨を保有した場合のHVの算出方法を説明します。
ただ、これが少しややこしくて、
意味のわからない言葉や計算が出てくると思います。
ですので、とりあえず理屈は気にせず、
やり方だけ覚えてもらえればと思います!
「3つ以上の通貨ペアを合計したヒ...」詳細はこちら
自分がどれくらい損をするのかが計算できる!?ここまで、
エクセルを使った金融工学の計算をしてきました。
実は金融工学にかかれば、
今自分が持っているポートフォリオが、
どれくらい損をするのか?ということまで計算できてしまいます!
「自分がどれくらい損をするのかが...」詳細はこちら
VaRの算出方法前ページでは小難しい説明をしましたが、
ここまで読んでくれた人なら、
VaRの算出方法はそれほど難しく感じないと思います。
ここでは、「3つ以上の通貨ペアを合計したヒストリカルボラティリティの算出方法」と同じく、
ニュージーランドドル/円、米ドル/円、英ポンド/スイスフランを、
2002年3月5日から2007年3月5日の期間でVaRを算出したいと思います。
「VaRの算出方法」詳細はこちら
VaRで注意しなければいけないこと「VaRの算出方法」で算出したVaRには、
少しだけ注意しなければならないことがあります。
「VaRで注意しなければいけないこ...」詳細はこちら
買う前にシミュレーションをする【1】ここまでで、
HV、相関係数、VaRの算出方法を説明しました。
これで買う前に、
自分が考えているポートフォリオが、
どれくらい優れているのかもある程度シミュレートできると思います。
リスクは把握できている限りリスクではありませんので、
実際に取引をする前に、シミュレートできることは、
とことんシミュレートしておきましょう!
「買う前にシミュレーションをする...」詳細はこちら
買う前にシミュレーションをする【2】前回の「買う前にシミュレーションをする【1】」に引き続き、
シミュレーションエクセルを作って行きたいと思います!
「買う前にシミュレーションをする...」詳細はこちら
買う前にシミュレーションをする【3】証拠金から見たVaR(パーセンテージ)とVaR(金額ベース)を算出します。
「買う前にシミュレーションをする...」詳細はこちら
買う前にシミュレーションをする【4】それでは、ロスカットレートも計算できるようにしましょう。
ロスカットレートを常に把握しておくのはかなり重要です。
ロスカットレートを的確に把握しておくことで、
過度なリスクをとらないようにできますし、
逆に不必要に精神的ストレスを感じることもなくなります。
ヒストリカルボラティリティってなに?
*このページの情報は2008年09月24日時点のものです。
簡単に言うと、過去の通貨の動きから、
その通貨の変動幅を数字で表したものをヒストリカルボラティリティと言います。
(略してHVと書くこともあります。)
FXをやっていて、FXのサイトや本を読んでいると、
ボラティリティという言葉をよく耳にするかもしれませんが、
これは厳密にはヒストリカルボラティリティのことを指しています。
南アフリカランドは変動幅が大きいといったことも聞くかもしれませんが、
このような通貨の変動幅を数字で確認できるのがヒストリカルボラティリティです。
たとえばユーロ/円のヒストリカルボラティリティは7.12%になっています。
(検証期間は2003年9月24日から2008年9月24日です。
算出方法は次の「ヒストリカルボラティリティの算出方法」で詳しく説明します。)
これに対し、スワップ派に人気の英ポンド/スイスフランのヒストリカルボラティリティは5.45%となっていて、
ユーロ/円に比べて、変動幅が小さいことがわかります。
基本的にボラティリティが大きい通貨は、
その分為替損益が発生する可能性が高いので、
スワップ派にとってはリスク要因になります。
確かに為替差益が出る可能性も高いのですが、
スワップ派にとっては、為替差益が出るかもしれない!というメリットより、
為替差損が出るかもしれない!というデメリットの方が大きくなります。
スワップ派としては、とにかくレートさえ動かなければ、毎日金利がもらえるんだ!
という考えですから、最終的に為替差益が出て、得したと感じることはあっても、
初めから為替差益を狙っている人というのはあまりいないと思います。
レバレッジをかければ、それほど高いリスクはとらず、
レートさえ変動しなければ年率20%以上も狙えるからです。
ですので、
ヒストリカルボラティリティが小さくスワップ金利が高い通貨が理想の通貨、
ということになります。
さらに、変動幅を数字で確認できることのメリットを書いておきます。
たとえば以下のケースを考えてみましょう。
通貨A:スワップ金利9.0%
通貨B:スワップ金利4.75%
スワップ狙いで長期投資しようと考えた場合、
誰でも金利が高い通貨Aに投資した方がお得だと考えるかもしれません。
しかしこの通貨のヒストリカルボラティリティが以下のようになっていたとします。
通貨A:14.5%
通貨B:6.94%
この場合、
通貨Bをレバレッジ2倍で保有した方がお得ということがわかります。
以下は通貨Aをレバレッジ1倍、通貨Bをレバレッジ2倍で保有した場合の、
スワップ金利とヒストリカルボラティリティ(HV)です。
スワップ金利 HV
通貨A 9.0% 14.5%
通貨Bレバ2倍 9.5% 13.88%
ですので、
ボラティリティを考慮すると通貨Bの方が割が合うということになります。
実は上記の通貨Aが2007年ころの南アフリカランド/円、通貨Bが2007年ころの米ドル/円になります。
ですので、高金利通貨に投資する場合は、
金利だけに飛びつくのではなくボラティリティも考慮しなければならないのです!
ただ、ボラティリティが大きくリスクが高い事と、
テクニカル分析とは別の話になります。
ボラティリティが大きくても、テクニカル分析で強い買いサインが出ているときは、
下値不安が少なく、上昇を期待できる局面ですから、
上記の例と全く同じケースでも1,2年の中期的な観点からは、
通貨Aが有利になることも考えられます。
ヒストリカルボラティリティの算出方法
*このページの情報は2008年09月24日時点のものです。
それではヒストリカルボラティリティの算出方法を説明します。
今回は個人投資家に人気の、
南アフリカランド/円のHVを算出したいと思います。
算出方法と言っても、
実はエクセルに計算してもらいますので、
ものすごく簡単です。
ミルクティーでも用意しながらリラックスして読んでください!(笑)
データを取得します。
まず以下のサイトからデータを取得します。
http://www.oanda.com/convert/fxhistory
このサイトでは、
開始日(StartingDate)、終了日(EndingDate)と、
通貨ペア(CurrencyCode)を指定すれば、
その期間中の為替レートが取得できます。
日付は「月/日/年」となっているので、
2007年3月4日を指定する場合、
03/04/07
と指定します。
今回は、
2002年3月4日から2007年3月4日のデータを取得しますので、
Starting Dateに03/04/02、Ending Dateに03/04/07と指定します。
(日付は古いですが、計算方法自体は陳腐化していませんので、
2008年9月24日現在でも全く同じ手順で進んでもらって大丈夫です。)
Currency Codeには、南アフリカランド/円なので、
左側のCurrencyCodeにZARを、
右側のCurrencyCodeにJPYを指定します。
FormatはHTML、ASCU、CSVとありますが、
自分が編集しやすい形式にします。
日付とレートのデータが取れるのですが、
レートのみのデータが必要になりますので、
日付部分をどうにかして削除しなければなりません。
為替バカの場合、秀丸というエディタを使っているので、
CSV形式で取得して、Alt+ドラッグで日付の部分を削除して、
エクセルにコピーしています。
↑秀丸の場合は日付部分だけを選択して削除できます。
もしくは、拡張子をCSVにして保存して、
CSVファイルで起動しなおしても、
日付の部分だけをコピーすることができると思います。
この辺はパソコンに不慣れな人には難しいかもしれませんが、
チャレンジしてみてください。
データを取得できたら、
そのままエクセルに貼り付けます。